振袖に使われる素材としては絹(正絹)が代表的ですが、最近では化学繊維もよく使われるようになりました。
その違いについて知らない方も多いはず!
では、それぞれの素材の特や生地についてご説明しますね♪
絹(正絹)の振袖
蚕の繭から作られた絹糸で織られた絹は、美しい光沢、軽く柔らかく、滑らかな風合いを持ち、保湿性や通気性にも優れています。染色技術も優れているので、絞り染めや手描友禅など価値のあるものがたくさんあります。
着付がしやすく、着崩れもしにくい、そして最も美しい衣擦れの音がするとも云われています。
- 衣擦れとは
- 着物姿の女性が歩いていると「シャッ、シャッ、シャッ」と音がしますよね?着物(衣)の裾などが擦れ合う音を衣擦れと言います。
欠点としては、『水に弱く漏れると縮みやすい』、『日光に当たったり時間の経過で色が変わりやすい』、『手入れに時間がかかる』などがあります。
化繊の振袖
天然素材から作られる絹に対して、化学的に合成して作る人造の繊維を化学繊維(化繊)と云います。
『水に強いので洗濯ができる』などお手入れが楽、発色が良く色鮮やかなのが特徴です。
欠点としては吸湿性が小さく静電気が起きやすく絹に比べると風合いも劣ります。
今後の技術の発達で、より絹に近い化学繊維も増えてくるかもしれませんね☆
以上、正絹と化繊の違いの説明でした♪
人生の節目の行事である成人式や大切な方の結婚式、参列など、これからその日を迎える皆様!好きな色や似合う色、好きな模様はもちろんですが、素材の特徴も知ることで、よりお衣裳選びを楽しめるのではないでしょうか♪